わたしはオフラインのショッピングというのは,数年後にはなくなると思っている人なので,下の引用記事は当然の結果なのだけど。さて,今年の暮れも日本人は,クリスマスプレゼントを贈ったりクリスマスツリーやクリスマスグッズを飾ったりしてるんだろうなぁ。
quote:IMRG(インタラクティブ・メディア・イン・リテール・グループ)による英国の調査によると,昨年末のクリスマスのオンラインショッピングは,前年比50%増となって過去最高となった。買い物客は前年の同じ期間に使われた33億ポンド(6765億円)と比較して,昨年末は50億ポンド(1兆250億円)を使ったと見積もっている。IMRGは2005年全体の結果について「英国のオンラインショッピングにとって注目に値する,ダイナミックな成長の年だった」としている。
少し話が離れる。年末,クリスマス真っ盛りのときに米国のテレビ番組を観ていて気になったのは,どこにも「Christmas」「Xmas」(クリスマス)という言葉がないこと。あるのは「Happy Holiday」(ハッピーホリデー)という言葉ばかりだった。日本中がクリスマスクリスマスといっているときに,なんで本家本物とも思えるような米国で「クリスマス」という言葉がないのかと調べてみると…,なんでも「クリスマス」という言葉には宗教的な意味合いが強いため,必ず相手がキリスト教徒とは限らない米国では「クリスマス」という言葉を避けているのだという。
日本全体がその言葉でうるさいのに,もともとその言葉を宗教的な意味合いでも強く使っていた国が,それを避けているなんてなんともおかしな話にも思うが,よくよく考えたらキリスト教の「キ」の字も知らずに,クリスマスを楽しんでツリーを飾っている日本人の方がおかしいという気持ちも当然といえば当然だ。キリスト教的意味合いを持ってクリスマスという言葉を使ったりクリスマスパーティーを過ごしている人なんてたぶんほんのわずかしかいないんだろう日本なんだから,どんな思考も余計なものだと受け取られて当たり前。まぁ,いまさら変えようのない行事になってるんだから,いまさらなにをいってもムダだろうけど,ねぇ。
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